【それって自律神経かも！】自律神経失調から起こる背中の症状とは

原因不明の背中のコリや痛み、それはただのストレスや過労からくるものだと思っていませんか？もしかすると、その背後に自律神経失調症が潜んでいるかもしれません。

今回は、自律神経失調症からくる背中の症状について、その原因から対処法まで、詳しく解説していきたいと思います。

背中の痛みやコリを根本から解消するために、是非この機会に自律神経について理解を深め、実践に移してみてください。

自律神経失調症とは？

自律神経失調症とは、自律神経のバランスが乱れることで、様々な身体的な不調が現れる状態を指します。
自律神経は、意識しなくても働く神経で、心臓の動きや呼吸、消化活動など生命維持に必要な機能をコントロールしています。
ストレスや過労、不規則な生活習慣などによって自律神経のバランスが崩れると、身体に様々な症状が現れるのです。

自律神経失調症による背中の痛み・コリ
背中に症状が出る主な理由は、自律神経と密接に関わる交感神経が背中を通っているからです。
自律神経の乱れが交感神経を刺激し、背中の筋肉が緊張することで、痛みやコリが生じます。
特に、肩甲骨の内側や背骨周辺でズキズキする痛みや、ガチガチに硬くなったような感覚が特徴的です。

自律神経失調症による背中の症状のチェックリスト

下記のチェックリストで3つ以上当てはまる人は、自律神経失調症による背中の痛みの可能性があります。
– 身体がだる重い
– 寝つきが悪く疲れが取れない
– 頭痛がある
– 動悸や息切れをする
– 耳鳴りやめまいがする
– 下痢、便秘がある
– 手足が冷えることが多い
– イライラしたり急に不安になったりする
– 片側、もしくは両側の手足が痺れる
これらの症状は自律神経の乱れが原因であることが多いため、見過ごさずに適切な対処をすることが大切です。

自律神経を整える生活習慣

生活リズムの見直し
規則正しい生活リズムを送ることは、自律神経のバランスを整える基本です。
日中は交感神経が優位になるように活動し、夜は副交感神経が優位になるように休息を取ることが重要です。

食生活の見直し
バランスの良い食事を定時に取ることも、自律神経を整える上で有効です。
特に朝食は一日のスタートを切る重要な食事なので、欠かさないようにしましょう。

良質な睡眠
良質な睡眠を取ることは、自律神経のバランスを整えるためには欠かせません。
太陽の光を浴びることでメラトニンの分泌を促し、睡眠の質を高めることができます。

適度な運動
適度な運動は、ストレス解消や睡眠の質を向上させる効果があります。
日常生活で心がけるだけでも、自律神経のバランスを整える助けになります。

ストレスマネジメント

自律神経失調症の背後には、しばしばストレスが関係しています。日々のストレスを適切に管理することは、自律神経のバランスを保つ上で極めて重要です。

・リラクゼーション技法（深呼吸、瞑想、ヨガなど）を取り入れ、心身ともにリラックスする時間を作りましょう。
・趣味や楽しい活動を見つけ、ストレス発散のためのアウトレットを持つことも重要です。
・過剰なストレスを感じた際には、カウンセリングなど専門家のサポートを求めるのも一つの方法です。

環境調整

職場や自宅の環境を見直し、自律神経に優しい環境を整えることも、症状の緩和に役立ちます。
・作業スペースを整理整頓し、ストレスフリーな環境を作りましょう。
・適切な照明や通気性を確保し、リラックスできる空間を作ることが大切です。
・仕事や家事の負担が大きい場合は、分担や代行サービスの活用も検討しましょう。

マインドフルネス

マインドフルネスは、現在の瞬間に集中し、判断や反応をせずにその瞬間を受け入れる練習です。ストレスを感じる思考から距離を置くことで、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。
・毎日数分でも良いので、マインドフルネス瞑想を行い、心の平静を保ちましょう。
・呼吸に意識を向けたり、身体の各部分を意識的にリラックスさせることで、心身の緊張を解放します。