運動してもお腹が冷たい！ウエスト脂肪がなかなか落ちない理由

皆さん、運動を頑張っているのにお腹の脂肪がなかなか落ちないと感じたことはありませんか？実は、その原因は「お腹の冷え」にあるかもしれません。お腹が冷たいと脂肪が付きやすく、燃えにくい体質になってしまうのです。

このブログでは、なぜお腹が冷たいと脂肪が落ちにくいのか、そしてその対策について詳しく解説します。

お腹が冷たいと脂肪が付きやすい理由

お腹が冷たいということは、その下にある内臓も冷たいということです。内臓の冷えはダイエットの大敵です。安静時の代謝量を組織別に見ると、肝臓と腎臓だけで基礎代謝の30％近くを占めています。内臓の活動力が低下すると、内臓代謝がダウンし、何もしなくても消費できるカロリー消費効率が落ちてしまいます。

内臓の温度を下げてしまう

内臓が冷えると、その活動力が低下します。内臓代謝がダウンすることで、何もしなくても消費できるカロリーが減少します。特に加齢とともに骨格筋（筋肉の量）は減少していくため、内臓の代謝が低下することで、さらにカロリー消費が減少し、太りやすく痩せにくい体質になってしまいます。

腸の活動量の低下で便秘など思いがけないトラブルも

お腹が冷たいことで腸の活動量が低下し、便秘などのトラブルも引き起こしやすくなります。最近使われるようになった言葉に「腸冷え」があります。腸が冷えると、その働きが鈍くなり、代謝が低下します。さらに、ぜん動運動の低下によって便秘になりやすくなるほか、月経時に子宮の伸縮が上手くいかずに生理痛が悪化することもあります。

自律神経の乱れとメンタルへの影響

腸が冷えることで自律神経が乱れ、イライラしたり不安になったりとメンタルにも大きく影響します。ストレス食いにつながることもあるため、腸冷えはダイエットの大敵です。

腸冷えチェック！あなたが痩せられない原因は腸冷えかも？

以下の症状が多く当てはまる方は、かなり腸冷えの可能性が高いです。

・下半身、足先・手先などが冷えやすい

・手足や顔がむくみやすい

・過食していないのに太りやすく痩せにくい

・身体は寒くないのに下腹部を触ると冷たい

・便秘やお腹の張りを感じることが多い

・冬に便秘や下痢など腸トラブルが悪化しやすい

・場所や温度差が大きいと体調が悪くなる

・緊張や不安があると胃腸の調子が悪くなる

血行が悪くなり脂肪燃焼効率が落ちる

基礎体温が低いと基礎代謝量も低くなるため、脂肪燃焼効率が悪くなります。お腹が冷たいということは、体が冷えている状態であり、基礎代謝はかなり低めです。脂肪は血行が悪く冷たい箇所に蓄積しやすく、お腹の冷えを放置することでウエストのぜい肉が増加する悪循環に陥ります。

女性はもともとウエスト周りに皮下脂肪が付きやすい

女性は、女性ホルモンの影響を受けて男性よりも皮下脂肪が付きやすい体質です。皮下脂肪は男性に多い内臓脂肪と比べると燃焼しにくく、悩まれる方が多いです。女性は筋肉量が少ないため、筋肉による熱発生量も少なく、一度お腹についてしまった脂肪が燃えにくくなります。

お腹を温めるためのライフスタイル改善

お腹の冷えを改善するためには、日常のライフスタイルを見直すことが重要です。以下の方法を取り入れて、内側から体を温めましょう。

適切な衣類選び
体を冷やさないためには、適切な衣類選びが大切です。特に寒い季節や冷房の効いた室内では、腹巻や温かいインナーを活用すると良いでしょう。また、ウールやフリースなどの保温性の高い素材を選ぶことも有効です。

温かい飲み物を摂取する
冷たい飲み物を避け、温かい飲み物を積極的に摂取しましょう。ショウガやシナモンを加えたハーブティー、ホットレモンウォーターなどは体を内側から温める効果があります。特に朝一番に温かい飲み物を摂ることで、1日のスタートを温かく切ることができます。

食事による体温管理

食事も体を温めるために重要な要素です。特に以下のポイントを意識して食事を摂るようにしましょう。

温かい食材を選ぶ
体を温める効果のある食材を選んで料理を作りましょう。ショウガ、ニンニク、ネギ、タマネギ、根菜類などは体を温める効果があります。また、スープや煮込み料理などの温かい料理を取り入れることもおすすめです。

発酵食品の摂取
発酵食品は腸内環境を整える効果があります。納豆、味噌などの発酵食品を積極的に摂ることで、腸の動きを活発にし、体全体の新陳代謝を促進します。

適度な運動を取り入れる

運動は体を温めるために欠かせない要素の一つです。特に以下の運動を取り入れると効果的です。

ヨガやストレッチ
ヨガやストレッチは、体の柔軟性を高め、血行を促進する効果があります。特に体幹を鍛えるポーズや動きは、内臓の温度を上げるのに役立ちます。毎日のルーチンに取り入れて、体をしっかりと温めましょう。

有酸素運動
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動も、体全体の血行を促進し、基礎代謝を上げる効果があります。週に数回のペースで行うと、体が温まりやすくなります。

ストレス管理とリラックス方法

ストレスは自律神経を乱し、体の冷えを引き起こす原因となります。以下の方法でストレスを管理し、リラックスする時間を作りましょう。

深呼吸と瞑想
深呼吸や瞑想は、心を落ち着かせ、自律神経を整える効果があります。毎日数分間の瞑想時間を設けることで、ストレスを軽減し、体の冷えを防ぐことができます。

趣味やリラックスタイムの確保
趣味やリラックスタイムを確保し、心身のリフレッシュを図りましょう。好きな音楽を聴いたり、読書をしたり、アロマテラピーを楽しむことも効果的です。

まとめ

お腹の冷えは、脂肪が付きやすく燃えにくい体質の原因となります。冷えを改善するためには、適切な衣類選び、温かい飲み物や食事の摂取、適度な運動、ストレス管理が重要です。これらの方法を日常生活に取り入れて、内側から体を温めることで、健康的なダイエットをサポートしましょう。

また、インナービューティの観点からも、体を温めることは美容と健康にとって非常に重要です。ぜひ今日から始めてみてください。